~したいんですけど・・

今日も以前の職場の経験ですが・・・

今振り返ると、言葉の捉え方の違いが重なって、業務がスムーズに行かないことが多かったなー、と思います。

そのときの、同僚がよくぼやいていたのは・・・上役であるBさんの指示出しについてです。

例えば、「取引先に、BCCで一斉メールを出してね」というべきところを。

「あのー、取引先にメールを出したんですけど・・・」というものなんですね。

これ、上役としては上から目線の命令ではなく、部下の主体性や自律性を大切にしてくれているつもりなんでしょうか。指示を受ける側からすると、すごいわかりにくいんです。部下も、それぞれ忙しい中で、神経の使う作業を突然振られるわけです。

また、「メールを出すのは私への指示なのか。独り言なのか。それとも、言葉通り、送りたいということなのか」を推測しなくてはいけないわけです。

ほんとうに、これは評判が悪かったし、私も、「出しとけばいいんですね?急ぎですか?」という確認を毎回しなくてはならず、面倒でした。

けれども、あるとき、Bさんの立場を推測したことがあります。Bさんは、24時間を仕事にささげる人でした。自分の担当以外のことであっても、自分のこととして見る部下を高く評価していました。Bさんが出したいという気持ちを共有し、それを我が事として引き受けるようにすることを望んでいたのかもしれません。

これはこれで立派ですが、仕事の効率などは悪いよなー、と今でも思っています。